介護職での転職に役立つ資格
介護職として働くなら、長く活躍したいと思う方も多いだろう。介護職へ初めて転職を考えた場合、資格を取得しておくと採用面接でアピールすることができるし、今後役にも立つ。また、現在すでに介護職に就いている人にとっては、資格を取ってプラスαのスキルを身に付けることで、キャリアアップにも繋がる。異業種から転職を考えた場合、まず最初に取得したいのは介護職員初任者研修だ。この資格では、高齢者への接し方や介護についての基礎的な知識を習得している証明ができる。この資格は、数多くの介護資格の比較的取得が容易な資格といわれ、取得すると手当などが付いたり、給与アップが期待できる。夜間の受講が可能なスクールや短期集中講座もあるので、仕事をしながらでも勉強できる点が魅力だ。
介護職員初任者研修を取得した後のステップとして目指したいのは、介護職員実務者研修だ。この研修では、介護技術に加えて、医学に関する知識と社会福祉制度に関する専門知識など、初任者研修よりも広範囲の知識を習得できる。ただし、スクーリングが必要で、10日前後の研修を修了すれば、訪問介護事業所のサービス提供責任者にもなれる。責任者の役職に就きたいと考えている人は、この資格を視野に入れておく必要があるだろう。
さらに、長く介護職で活躍するのなら国家資格である介護福祉士の資格を取得すべきだろう。この資格は国家資格で、3年以上の実務経験と、実務者研修を一定期間修了していることが必要だ。また、福祉系の大学や社会福祉養成施設などで一定のカリキュラムを修了した後、介護福祉士養成施設において1年以上経験を積めば、受験資格を得ることができる。